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取り組み 社内 2026.04

訪れた10カ国は世界の5%、海外に出るべき三つの理由

2026年4月9日の朝、「これで海外旅行も怖くない」と題した社内の会が開かれました。話し手はNANO。なぜ海外に出たほうがいいのかを、理由を三つに絞って話しました。

一つめ 事実を自分の目で確かめる

一つめは、事実を自分の目で確かめること。高校時代に参加した中国との交流プログラムで、SNSやテレビでつくられていた自分の先入観が、会ってみたらあっさり覆ったといいます。日本で語られる中国の人の姿は、あの国の一部でしかなかった。実際にはいろいろな人がいた、という話でした。

カナダの道場での経験も同じでした。海外の道場に日本と同じ水準は期待できないだろう、と思って行ったそうです。ところが先生は日本に16回も修行に行っていて、技の名前もローマ字表記の日本語のまま練習していた。この驚きが、帰国後に段位を取りにいく動機になりました。

二つめ 知っている世界はほんの一部

二つめは、自分が知っている世界はほんの一部だと知ること。日本は島国で、国境を越えるには準備がいります。EU圏のように、ふらっと隣の国へ行ける感覚とは違う。

大学時代、ホテルの朝食会場でアルバイトをしていたとき、海外からのお客さまが食器を片付けないことに納得がいかなかったそうです。答えが分かったのはカナダででした。ソーティングステーションという分別の仕組みがあり、客が自分で分ける文化がそもそもない。背景を知れば、不満は理解に変わります。

カナダのカレッジでは、30歳や35歳の学生が普通に座っていました。いくつものカレッジを渡り歩いてスキルを積む人もいる。日本の大学が就職の訓練校という面を持つのに対して、ここは学びたい人が来る場所なのだと感じたそうです。

三つめ 逃げ場があると知ると、楽になる

三つめは、逃げ場があると知ると人生が楽になること。出る杭が打たれる空気に息苦しさを感じていた時期に、外に自分の居場所がある、と分かっていることが支えになった。移住しなくてもいい、行き来できる場所を持っておくだけで、気持ちの余裕が変わる、という話です。

10カ国 これまでに訪れた国
5〜6% 世界全体から見た割合

パスポートと、言葉の話

NANOは、日本のパスポートが世界で2位か3位に強いことにも触れました。ビザなしで行ける国がこれだけある。使わない手はない、と。

これまでに訪れたのは10カ国。世界全体から見れば5〜6%にすぎないと計算して、まだこれだけしか知らないのかと怖くなったそうです。これからは世界情勢やグローバルイシューを学びながら旅をしたい。いずれは日本と海外の二拠点で暮らしたくて、その場所を探すために30歳までにいろいろな国を回る計画だと話しました。

言語の話も出ました。英語が汎用的だからという理由だけでなく、自分にとって発音しやすい、しっくりくる言葉を見つけるのもいい。英語以外にも手を伸ばしてみることが勧められました。

締めは柔らかいものでした。きっかけは「かっこいいから」でいい。日本で満足している人に、無理に外を向かせる必要もない。帰ってきたときに日本食がやけにおいしく感じる、あの瞬間のために、出発前からわざとパンばかり食べて米への渇望を高めておく。そんな小ネタも添えられました。